釦手芸裁縫新聞に作品展が紹介されました。
[2007年10月20日第1761号]
「ファンタジア」テーマにフローラル ラ・メーサHata
第28回作品展、華やかに
繊細で生き生きとしたフレッシュ粘土によるナチュラルなフラワーデザインを得意とする作家の波田洋子さん主宰のフローラル ラ・メーサHataの作品展が、「ファンタジア」をテーマにして10月14日から21日まで、京王聖蹟桜ヶ丘駅の京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターB館2階において開催され、波田さんほか理事の会員、受講生らが新鮮な感覚の作品を多数出品、会場は終日参観する人々で賑わっていた。
日清アソシエイツ(株)の後援を得て開かれた作品展は今回が28回目。今回は「ファンタジア」をテーマに掲げ、波田さんはアンティークな家具のうえにマリアナターレ、イングリッシュローズ、トランペットリリーなどをのびのびと広やかにデザインした繊細優美な作品を発表した。花の中のマリアナターレは生花の世界では、この花を購入すると自動的に白血病の人を後援する骨髄バンクに売り上げの一部が贈呈されるシステムになっているという可憐な花。
その他会場には匂い立つような作品がいっぱいに展示されていたが、来場した人々はその感性豊かな色彩感覚や生き生きとした繊細な表情、新鮮なたたづまい、それらを高度なテクニックで創作した作品に強い関心を寄せ、熱心に見入っていた。
また、会場の一角ではプチレッスンとして「ホワイトクリスマスリース」の指導も行われ、関心を抱く受講者に丁寧な指導が行われ、人気を集めていた。
今回の作品展では、フレッシュ粘土で深みと味わいがあるファンタジックな世界を表現すべく、ブランチスタジオを主宰する理事、スクールの講師、生徒らが多彩な個性的作品を発表したもの。 波田さん他、理事のメンバーは、岡森博子さんが白の清楚なテーブルに胡蝶ラン、オンシジューム、グロリオサなどの花をメインに飾り、染谷和子さんは銅のコンポートにバラ、ソニアを、江波戸恵美子さんは白のテーブルにバラ、プルニア、アセビを巧みな色とバランスで発表。
高橋美里さんはアンティークなボックスにアンスリューム、モンステラ、セルリアを、阿久津和子さんは銅のコンポートに珍しいフリチラリアを、相川千恵子さんは額にレッドベルガモットを綺麗に大胆にデザインした作品を披露。また武藤香織さんはトリコキキョウのもり花を、玉橋温世さんは松虫草を主に、清楚でしなやかな作品を発表して公表であった。
なお今年7月にフラワーデザインを末永く続けることを目指してOB会が発足、現在大熊ケイ子、紺野智子、松田幸子、鈴木貞子、小林佐千子、本多順子、竹山晴恵の各会員により運営を続けている。
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